- COLUMN
不動産活用コラム

- 不動産活用のこと
- 2025.01.24
近年、大規模な自然災害が各地で発生し、住まいの防災対策に関心が高まっています。よろず屋不動産では、物件のご紹介の際に必ずハザードマップをご確認いただくようにしています。「でも、ハザードマップって、どう見ればいいの?」というご質問を多くいただくため、今回は災害に強い住宅選びのポイントと、ハザードマップの効果的な活用方法についてご説明します。
Contents
住宅選びで確認すべき災害リスク
自然災害といっても、地域によって警戒すべきリスクは異なります。当社がお客様に最初にご説明するのが、その地域特有の災害リスクについてです。例えば、河川の近くであれば洪水や浸水、山の近くであれば土砂災害、そして日本全国共通で地震のリスクを考える必要があります。
よろず屋不動産では、長年の経験から、地域ごとの特徴や過去の災害履歴もしっかりと把握しています。「この地域は過去にどんな被害があったの?」「この川は氾濫する可能性はあるの?」といった具体的なご質問にも、詳しくお答えできる体制を整えています。
ハザードマップの基本的な見方
ハザードマップは、地域の災害リスクを地図上で視覚的に確認できる非常に便利なツールです。色分けされた地図を見ると、一目で危険区域が分かるように作られていますが、実は色以外にも重要な情報がたくさん含まれているんです。
例えば、浸水ハザードマップでは、色の濃さで浸水の深さを示しています。薄い水色なら床下浸水程度、濃い青なら2階まで浸水の危険があることを表しています。当社では、お客様に物件をご案内する際、このような詳細な情報もしっかりとご説明させていただいています。
また、避難所や避難経路の情報も重要です。実際の災害時には、どの避難所に向かうべきか、どのルートで避難するのが安全かといった情報が命を左右することもあります。よろず屋不動産では、物件周辺の避難所までの経路を実際に歩いてご確認いただくことをおすすめしています。
土地選びのポイント
ハザードマップを確認する際の重要なポイントは、単に色の濃さだけでなく、地形的な特徴も併せて考えることです。例えば、周囲より少し高台になっている土地は、浸水リスクが低くなります。逆に、周囲より低くなっている場所は、ハザードマップの色が薄くても、豪雨時には水が集まりやすい可能性があります。
当社の物件調査では、このような地形的な特徴も細かくチェックしています。「この地域は浸水想定区域に入っているけれど、この区画は周囲より1メートルほど高くなっているんです」といった具体的な情報もご提供できます。
建物の構造と対策
土地の選定と同様に重要なのが、建物の構造や対策です。例えば、浸水リスクがある地域では、1階の床を高くしたり、重要な設備を2階以上に配置したりする工夫が有効です。地震が心配な地域では、耐震性能や地盤の状況により注意を払う必要があります。
よろず屋不動産では、リフォームやリノベーションのご提案の際にも、災害対策の視点を取り入れています。「この地域の特性を考えると、こんな対策がおすすめです」といった具体的なアドバイスもさせていただいています。
地域コミュニティの重要性
災害対策を考える上で見落としがちなのが、地域コミュニティの存在です。災害時には、近隣住民との協力が非常に重要になります。当社では、物件のご案内の際に、地域の防災訓練の実施状況や、自治会の活動状況などもご説明させていただいています。
実際、当社のお客様からも「災害時に近所の方が声をかけてくれて助かった」という声をいただいています。新しい土地で生活を始める際は、ぜひ地域の防災活動にも参加されることをおすすめします。
保険・補償の確認
災害に強い住まい選びでは、物理的な対策と併せて、保険や補償の確認も重要です。火災保険に付帯する水災補償や、地震保険の検討は必須と言えます。よろず屋不動産では、提携の保険会社様とも連携して、お客様に最適な補償プランのご提案もさせていただいています。
まとめ – 安心な住まい選びのために
災害に強い住宅選びは、一見すると難しそうに感じるかもしれません。しかし、ハザードマップをしっかりと確認し、地域の特性を理解した上で、適切な対策を講じることで、より安心な住まい選びが可能になります。
よろず屋不動産では、お客様の大切な住まい選びをサポートするため、災害リスクの調査から具体的な対策のご提案まで、トータルでサポートさせていただいています。「この地域の災害リスクが心配」「どんな対策を取ればいいのかな」など、お悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。実際の災害対策については、お住まいの地域の自治体にもご確認ください。