• 不動産活用のこと
  • 2025.08.26
台風シーズン本番。“空き家の災害リスク”に備えていますか?

7月から10月にかけて、日本は本格的な台風シーズンを迎えます。

「もう誰も住んでいないから関係ない」──そう思って空き家を放置してしまうと、思わぬトラブルを招くことも。
近年では、人が住んでいる住宅でも大雨による被害が頻発しており、空き家はなおさら、対策が欠かせません。

今回は、空き家とその土地が抱える災害リスクについて、具体的な例と共に対策のポイントを整理しました。

 

空き家が災害被害を受けやすい理由とは?

 

空き家は、人の出入りや日常的な管理がないため、以下のような危険を抱えやすくなります。

 

  • 屋根や外壁の老朽化に気づきにくい(強風で破損しやすい)
  • 排水口や雨樋の詰まり(雨水があふれて雨漏りに)
  • 庭木や物置が放置され飛散物となる危険性
  • 雨戸や窓が閉まらず、防風対策が不十分に
  • 災害後の状況をすぐに確認できないことによる被害の長期化

 

加えて、所有者の責任において近隣へ損害を与えた場合は賠償義務が発生します。

 

台風前に確認しておきたい5つのポイント

 

① 屋根や外壁の目視点検

屋根瓦の浮き、外壁のひび割れ、雨漏りの痕跡がないかを確認。双眼鏡やスマホのカメラで確認し、異常があれば専門業者に相談しましょう。

 

② 雨樋・排水口の詰まり除去
落ち葉や泥が溜まったままだと排水不良で雨水があふれ、外壁や床下への浸水を招きます。清掃は毎年1〜2回が目安です。

 

③ 庭木・植栽・越境枝の整理
枝が折れて飛んだり、道路・隣地に越境してトラブルを起こすことも。剪定や伐採で被害の予防につながります。

 

④ 飛散しそうな物の撤去・固定
物干し竿、植木鉢、工具箱、古い物置などは台風時に凶器となり得ます。片付けるかロープなどでしっかり固定しましょう。

 

⑤ 雨戸や窓の施錠確認
長期間使用していない場合、錆びや建て付け不良で正常に閉まらないことも。必要に応じて部品交換や建具の修理を。

 

土地に潜む“浸水リスク”にも注意!

 

空き家対策というと建物に目が行きがちですが、実は土地そのものの特性によって被害が大きく変わることがあります。


◎ こんな土地は浸水リスクが高めです!

  • 前面道路よりも敷地が低い
  • 水路や側溝、用水路に隣接している
  • 旗竿地・袋地など、排水が滞りやすい構造
  • 山の麓斜面・擁壁の近くにある
  • 新興住宅地で地盤改良が不十分な場所
  • 過去に「浸水履歴」がある地域(ハザードマップに該当)

◎ 浸水リスクを下げるための工夫:

  • 敷地内の排水口・側溝を定期的に清掃
  • 防水パネルや止水板などの簡易対策グッズの活用
  • 土の部分の傾斜を見直す(雨水が建物方向へ流れないように)
  • 雨水マスの設置や排水経路の確認

近年では、

「床下までの浸水」→「基礎や構造体の腐食」→「家全体の劣化スピードが加速する」ケースも増加しています。
空き家だからこそ“気づけない浸水”が最も危険なのです。

 

台風後は「すぐの確認」と「記録」がカギ

 

災害後に放置すると、損傷がどんどん広がり、保険も適用されにくくなります。
現地確認が難しい場合でも、信頼できる管理業者や不動産会社に状況確認を依頼することが重要です。
写真で状況を記録しておくことで、修繕や保険請求もスムーズになります。

 

まとめ:「建物」だけでなく「土地」にも注意を

 

建物ばかりに目が行きがちですが、実際には土地の状態も災害リスクを左右します。
特に空き家は「見に行けていない期間」が長くなりがちなため、台風シーズン前には建物+土地の両方をチェックする習慣つけておきましょう。

 

空き家・土地の災害対策、建物の劣化状況を正確に把握することができるインスペクション等のご相談も承ります。

 

よろず屋不動産は、空き家や空き地に特化したパートナーとして、災害リスクへの備えもサポートいたします。
維持管理が難しい、土地の状況が心配、活用方法を見直したい──そんな方はお気軽にご相談ください。